米軍が紅海南部でフーシー派支配地域を離陸した自爆型ドローン4機を撃墜する一方、インド洋を航行中の日本企業所有のタンカーがイランを離陸した自爆型ドローンの攻撃を受ける(2023年12月24日)

米中央軍(CENTCOM)は現地(イエメン)時間の24日午前2時33分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/status/)を通じて声明を出し、23日にアンサール・アッラー(蔑称フーシー派)がイエメン領内の支配地域から紅海南部の国際航路に向けて2発の対艦弾道ミサイルを発射したと発表した。

声明によると、これによる被害について報告はなかった。

CENTCOMによると、現地時間の午後3時から午後8時にかけて、米海軍USSラブーン(DDG 58)が「繁栄の守護者(Prosperity Guardian作戦」(OPG)の一環として紅海南部を哨戒し、フーシ派支配地域を離陸した自爆型無人航空機(ドローン)4機を撃墜した。

また、現地時間の午後8時頃、米海軍は紅海南部で2隻の船舶より攻撃を受けているとの連絡を受けた。このうち、ノルウェー船籍、同国が所有・運航している化学・石油タンカーのMVブラーマネンは、フーシ派の攻撃型ドローンの急接近を受けたが、負傷者や被害は報告されなかった。またガボンが所有するインド船籍の原油タンカーのMVサイババも攻撃型ドローンの攻撃を受けたが、負傷者についての報告はなかった。

フーシ派による商船への攻撃は10月17日以降、これで15回目となった。

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一方、米国防総省は東部時間の23日、インド洋を航行していた日本企業が所有し、リベリア船籍で、オランダ企業が運航するタンカーのケム・プルートが同日早朝、イランから飛来したドローンの攻撃を受けたと発表した。

ドローンの自爆攻撃により、タンカーでは一時火災が発生したが、死傷者はなかったという。

AFP, December 24, 2023、ANHA, December 24, 2023、‘Inab Baladi, December 24, 2023、Reuters, December 24, 2023、SANA, December 24, 2023、SOHR, December 24, 2023などをもとに作成。

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