シリア反体制勢力の動き(2014年6月17日)

ハーワール通信(6月17日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)が政党問題委員会において三つの政党を公認したと報じた。

公認された政党は以下の通り:

民主統一党(サーリフ・ムスリム共同党首、アースィヤ・アブドゥッラー共同党首)

シリア・クルド民主平和党(タラール・ムハンマド党首)

クルディスタン自由連合(ファルハード・ティールー書記長)

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クッルナー・シュラカー(6月17日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長が自由シリア軍参謀委員会と会談し、参謀委員会の現地司令官9人の辞任に対応するかたちで「数ヶ月中に国防軍を創設する」との意向を示した、と報じた。

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14日に自由シリア軍参謀委員会を辞任した現地司令官の一人ムハンマド・ラスラーン大佐(ラッカ軍事評議会議長)はクッルナー・シュラカー(6月17日付)に対し、数ヶ月にわたり現地に何らの支援がなされていなかったことを明らかにし、シリア革命反体制勢力国民連立が当初から参謀委員会に協力的でなかったと批判するとともに、「参謀長(アブドゥルイラーフ・バシール准将)も我々とともに辞任しなければならなかった」と述べた。

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アレッポ県革命軍事評議会は声明を出し、アブドゥッサラーム・ハミーディー大佐を新司令官に選出・任命したと発表した。

AFP, June 17, 2014、AP, June 17, 2014、ARA News, June 17, 2014、Champress, June 17, 2014、Hawarnews, June 17, 2014、al-Hayat, June 18, 2014、Kull-na Shuraka’, June 17, 2014、June 18, 2014、al-Mada Press, June 17, 2014、Naharnet, June 17, 2014、NNA, June 17, 2014、Reuters, June 17, 2014、SANA, June 17, 2014、UPI, June 17, 2014などをもとに作成。

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