ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル占領下のゴラン高原をカチューシャ砲数十発で攻撃(2024年2月9日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、2月9日の戦果について以下の通り発表した。


東部地区

午後2時20分、バグデーディー陣地に配備されているメルガヴァ戦車を攻撃し、これを破壊。

午後3時10分、占領下シャブアー農場のラムター陣地のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時30分、シャブアー農場のザブディーン陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時35分、バイヤード・バリーダー陣地陣地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時50分、占領下ゴラン高原のキラア陣地にカチューシャ砲数十発を発射。


西部地区

午前11時15分、ドブ山のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時30分、マルキヤ入植地一帯のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時00分、マルキヤ入植地をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

 

**

 

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が戦死したと発表した。


**

マナール・チャンネル(2月6日付)は、2月8日午前10時から2月9日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して7回の爆撃と2回の砲撃などを行った。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前10時56分、イスラエル軍が先ほど、ハイファー市沖の海域上空で飛翔体を多連装ミサイルで撃破。マナラ入植地、ドブ山、マルキヤ入植地に数時間にわたってレバノンからの多数の砲撃を確認、負傷者はなかったが、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。さらに、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が、マールーン・ラース村にあるヒズブッラーの陣地1ヵ所と、ユフムラ村、ナークーラ村にある軍事複合施設3ヵ所を爆撃、砲兵部隊もレバノン南部の複数ヵ所を砲撃。昨夜(8日)、ジェット戦闘機複数機がマイス・ジャバル村のテロ・インフラを攻撃。

午後8時25分、レバノンから(イスラエルが占領する)ゴラン高原に向けて十数発のロケット弾が発射されたのを確認し、多連装ミサイルで多数のロケット弾を撃破、撃破されなかったロケット弾は空地に着弾した。レバノン南部(Khilat al-Daba)からの砲撃を確認し、航空機が砲台を国劇。イスラエル軍はまた、ヒヤーム村にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を爆撃、砲兵部隊もレバノン領内の複数ヵ所を砲撃。

AFP, February 9, 2024、ANHA, February 9, 2024、‘Inab Baladi, February 9, 2024、Qanat al-Manar, February 9, 2024、Reuters, February 9, 2024、SANA, February 9, 2024、SOHR, February 9, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.