シリア反体制勢力の動き(2014年6月21日)

自由シリア軍参謀委員会の海岸作戦司令部司令官のマーリク・クルディー大佐がフェイスブックを通じて声明を出し、ラタキア県カサブ町一帯で自由シリア軍が行っていたとされる軍事作戦(実際はシャームの民のヌスラ戦線などが主導)に対して参謀委員会、シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府国防省が必要な支援を行わなかったと非難し、司令官を退任すると発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣のもとで活動していたダマスカス郊外県農業局のユースフ・カナアーン局長は、声明を出し、連立および暫定政府の承認を取り消すと発表、脱会した。

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『ハヤート』(6月21日付)によると、7月6日に任期終了となるシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長の後任議長選挙において、シリア民主主義者連合のムワッファク・ニールビーヤ氏の対立候補として、リヤード・ヒジャーブ元首相を擁立する動きが出ていると報じた。

AFP, June 21, 2014、AP, June 21, 2014、ARA News, June 21, 2014、Champress, June 21, 2014、al-Hayat, June 21, 2014、June 22, 2014、Kull-na Shuraka’, June 21, 2014、al-Mada Press, June 21, 2014、Naharnet, June 21, 2014、NNA, June 21, 2014、Reuters, June 21, 2014、SANA, June 21, 2014、UPI, June 21, 2014などをもとに作成。

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