シャーム解放機構が支配地の自治を委託しているシリア救国内閣は建築手数料を免除する「政令」を発出するとともに逮捕者420人を釈放(2024年3月6日)

シャーム解放機構が支配地の自治を委託しているシリア救国内閣は、住宅用、商業用の建物の建設にかかる手数料の全額、あるいは一部免除することを定めた決定第37号を発出した。

この政令によると、建築面積が50平方メートル以上の住宅用建物の建設にかかる手数料、図面作成が免除されるとともに、住宅、商業施設、工場施設の所有者は、シリア救国内閣の地方行政サービス省に対する技術・設計の許認可にかかる手数料の75%、許認可にかかる改善措置にかかる手数料の90%が免除される。

イナブ・バラディー(3月6日付)が伝えた。

 

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また、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が支配地の自治を委託しているシリア救国内閣は、前日の恩赦の「政令」に基づいて、逮捕者420人を釈放した。

シリア救国内閣の内務省は、テレグラムのアカウント(https://t.me/moi_syria)を通じて、内閣が発出した恩赦の「政令」に従い、ムハンマド・アブドゥッラフマーン内務大臣が逮捕者420人を釈放したと発表した。


AFP, March 6, 2024、ANHA, March 6, 2024、‘Inab Baladi, March 6, 2024、Reuters, March 6, 2024、SANA, March 6, 2024、SOHR, March 6, 2024などをもとに作成。

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