アサド大統領:「社会、宗教、道徳にかかる問題における誤った概念を正すための取り組みの重要である」(2024年3月18日)

アサド大統領は、仮想教育対話センターのボランティア・チームに所属し、宗教、思想、社会文にゃでの対話を推し進めている学術関係者らと懇談した。

懇談では、過激主義、アイデンティティ、社会における諸機関の役割、若い世代の保護、そしてこれらすべてにおける宗教機関の役割などについて議論が交わされた。

アサド大統領は懇談のなかで、以下の通りの述べた。

社会、宗教、道徳にかかる問題における誤った概念を正すための取り組みの重要である。なぜなら、あらゆる行動やイニシアチブを成功させるうえでの起点になるからである。成功する取り組みとは、戦略、手順、概念という三つがどの程度のレベルで相互に関連しているかによる。なぜなら、戦略だけでは理論に過ぎず、手順だけでは混乱に陥ってしまうからだ。だが、概念を定めることで、ビジョンが統合され、成功にいたる行動が作り出される。

社会を建設する上での対話の重要性は、提起される主題の質を持続・発展させ、対象となる社会階層を特定することに基づいている。

我々には正しい原則がある。だが、植民地主義的計略が歴史を通じて、アラブ地域にアイデンティティ危機を作り出し、その概念を歪めてきた。我々の社会は、宗教であれ、人種的帰属であれ、過激主義にしか向かっていかなかった。だが、アイデンティティとは、単なる宗教、あるいは人種ではなく、相互に補完し合うさまざまな側面をも含んでいる。






SANA(3月18日付)が伝えた。

AFP, March 18, 2024、ANHA, March 18, 2024、‘Inab Baladi, March 18, 2024、Reuters, March 18, 2024、SANA, March 18, 2024、SOHR, March 18, 2024などをもとに作成。

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