ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を8回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年3月31日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、3月31日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前12時15分、ラーミーム陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後1時45分、占領下シャブアー農場のバルハター砲台とその周辺に展開するイスラエル軍部隊を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時45分、シャブアー農場のザブディーン陣地を砲撃。

午後3時45分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のルサイサート・イルム陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時00分、マナラ入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後11時10分、メトゥラ町内に展開するイスラエル軍部隊を砲撃し、兵士を負傷させる。

西部地区

午後1時15分、マルキヤ入植地をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時55分、ジャルダーフ陣地にある新鋭スパイ設備を攻撃、これを破壊。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前0時21分、イスラエル軍ジェット戦闘機1機が先ほど、シリアからイスラエル領内に侵入しようとした不審な飛翔体1つを撃破した。飛翔体のイスラエル領空への侵犯は確認されなかった。

午後2時17分、マルガリオット入植地、マルキヤ入植地地域にレバノンから数時間にわたって多数の砲撃が確認され、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。砲撃により、イスラエル軍兵士1人が軽傷を負った。また、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がヒヤーム村、バーブ・サラースィーン村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃、砲兵部隊がフーラ村を砲撃し、脅威を排除。前日にはジェット戦闘機複数機がジッビーン村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設を攻撃。

午後6時49分、イスラエル軍航空機1機がクーニーン村地域でヒズブッラーのラドワーン師団対戦車ミサイル部隊の司令官イスマーイール・ズィーンを狙って車1台を攻撃した。

午後8時3分、早朝、ドブ山、アラブ・アル・アラムシェ村地域にレバノンからの多数の砲撃を確認し、イスラエル軍が多連装ミサイルで一部を撃破。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、マイス・ジャバル村、ブライダー村地域にあるヒズブッラーの軍事腹腔施設多数、マルカバー村地域にある砲台複数ヵ所、カフルカラー村地域の監視ポスト1ヵ所を攻撃。

AFP, March 31, 2024、ANHA, March 31, 2024、‘Inab Baladi, March 31, 2024、Qanat al-Manar, March 31, 2024、Reuters, March 31, 2024、SANA, March 31, 2024、SOHR, March 31, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.