ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部をミサイルやドローンで攻撃し、イスラエル軍兵士14人負傷(2024年4月17日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、4月17日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

16日午後23時30分、メトゥラ町に入ろうとした軍事車輛1台を攻撃し、直接の損害を与え、複数人を殺傷した。

午後3時40分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をファラク1ミサイル複数発で攻撃、直接の損害を与えた。

午後3時40分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地にあるスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与えた。

西部地区

午前7時30分、バラーニート兵舎の第91師団司令本部をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与えた。

午前7時50分、バラーニート兵舎南部に新たに展開したイスラエル軍部隊をミサイルと迫撃砲で攻撃。

午前8時30分、ラーミヤー陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をミサイルと迫撃砲で攻撃。

午前8時50分、バラーニート兵舎に新たに展開したイスラエル軍部隊を再びミサイルで攻撃。

午前11時30分、レバノン南部に対する攻撃への報復として、メロン基地の航空管制部隊をミサイルで攻撃し、設備を破壊。

午後1時15分、アイン・バッアール村、シハービーヤ村に対する攻撃で多数の戦闘員が殺害されたことへの報復として、アラブ・アル・アラムシェ村に新たに設置された偵察連帯司令本部をミサイルと自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、直接の損害を与え、複数を殺傷した。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前9時32分、レバノンからイスラエル領(西ガリラヤ地方)への多数の砲撃が確認され、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が夜間、ヒヤーム村、マンスーリー村、アルマー・シャアブ村、ヤーティル村地域などのヒズブッラーの陣地、軍事複合施設を攻撃。

午後2時57分、レバノンからアラブ・アル・アラムシェ村地域への多数の砲撃を数時間にわたって確認、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設を1ヵ所を攻撃。

午後3時53分、レバノンからアラブ・アル・アラムシェ村への多数の対戦車ミサイルの発射と無人航空機(ドローン)の飛来が確認され、攻撃の結果、イスラエル軍兵士6人が重傷、2人が中程度の負傷、6人が軽傷を負った。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、ナークーラ村、ヤーリーン村地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設やテロ・インフラを攻撃。

午後9時33分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が今夕早く、防空システムとして使用されているバアルベック郡のヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。イスラエル軍は先ほど、カウカバー村地域を攻撃し、脅威を排除。

AFP, April 17, 2024、ANHA, April 17, 2024、‘Inab Baladi, April 17, 2024、Qanat al-Manar, April 17, 2024、Reuters, April 17, 2024、SANA, April 17, 2024、SOHR, April 17, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.