ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(および占領下レバノン南部)を9回攻撃(2024年5月11日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月11日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前1時15分、ティールハルファー村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が配置されているメトゥラ町の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時15分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時40分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後7時00分、バイト・ハラル基地と最新鋭のアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、発射台の一部を完全に破壊。

午後7時20分、バイト・ハラル基地と最新鋭のアイアン・ドーム防空システムのミサイル発射台複数基を再び自爆型ドローン複数機で攻撃、イスラエル軍のF-16戦闘機が迎撃を試みたが、迎撃は失敗に終わる。

午後11時40分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前7時10分、ラーミヤー陣地の塹壕、要塞などをロケット弾と迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与える。

午前8時20分、ジャル・アラーム陣地に設置されている最新鋭のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

午前10時00分、ラーミヤー陣地を砲撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後10時53分、2機の無人航空機(UAV)がレバノン領からベイト・ヒレル入植地地域に飛来、負傷者はなかった。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が本日早く、アムラ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃。イスラエル軍は前日、多連装ミサイルによりレバノン領内で2機のUAVを撃破した。


AFP, May 11, 2024、ANHA, May 11, 2024、‘Inab Baladi, May 11, 2024、Qanat al-Manar, May 11, 2024、Reuters, May 11, 2024、SANA, May 11, 2024、SOHR, May 11, 2024などをもとに作成。

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