ヒズブッラーのナスルッラー書記長がビデオ演説:「レバノン戦線はガザを支援するために続く」(2024年5月13日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、2016年5月13日にダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)近くでの反体制派の攻撃により、幹部司令官のムスタファー・バドルッディーン氏が戦死してから8年が経ったのに合わせてビデオ演説を行い、「レバノン戦線の主要な、そして真の目的は、イスラエルに圧力をかけ、ガザに対する戦争を停止させることにある」と述べた。

ナスルッラー書記長は、「レバノン戦線と質量ともに継続し…ガザ戦線との結びつきは絶対的だ」としたうえで、「レバノン戦線はガザを支援するために続くだろう。米国もフランスもこの事実を承認してきた」と述べた。

また、ラファへのイスラエル軍の侵攻については、「抵抗を終わらせるものではない」と強調した。

一方、シリア難民問題について、「すべてのレバノン人は難民の帰還を望んでいる…。その渉外は西欧と米国によってもたされている」と述べた。

マナール・チャンネル(5月13日付)が伝えた。

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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、5月13日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前6時20分、ベイト・ヒレル入植地南の第91師団所属第403予備機甲大隊の陣地を自爆型無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、兵士らを殺傷。

午前10時35分、エフタ入植地を出撃したメルマガ戦車をロケット弾複数発で攻撃し、これを破壊、乗組員らを殺傷。

午後5時05分、占領下カフル・シューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後10時50分、ウダイサ村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するメトゥラ入植地内の建物2棟を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午後12時00分、リーシャー池陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後1時00分、ビラニット軍事キャンプ西でイスラエル軍部隊をロケット弾、迫撃砲で要撃し、確実に損害を与える。

午後1時20分、ジャルダーフ陣地に併設されているスパイ設備を備えた司令室を攻撃し、これを破壊、兵士らを殺傷。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前10時13分、本日早く、2機の無人航空機(UAV)がレバノンから飛来し、ベイト・ヒレル入植地地域で爆発、これにより火災が発生。負傷者はなかった。

午後12時26分、2発の対戦車ミサイルがエフタ入植地地域に向けて発射され、イスラエル軍兵士3人が負傷、1人が中程度の傷を負った。また先ほど、レバノンから1機のUAVがザルイート入植地地域に侵入した。

午後7時50分、本日早く、レバノンからイスラエル北部の複数ヵ所に多数の砲撃が確認された。さきほど、イスラエル軍戦闘機が、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーの砲台2基を攻撃。

AFP, May 13, 2024、ANHA, May 13, 2024、‘Inab Baladi, May 13, 2024、Qanat al-Manar, May 13, 2024、Reuters, May 13, 2024、SANA, May 13, 2024、SOHR, May 13, 2024などをもとに作成。

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