地震被害者支援国民基金が会合を開き、トルコ・シリア大地震の被災者のC群への支援を目的とする2段階を開始することを合意(2024年5月19日)

地震被害者支援国民基金(2023年5月1日に施行された2023年法令第7号に基づき設置、議長はフサイン・アルヌース首相)が会合を開き、優先事項としてきた全壊した一般(建築基準を満たしている)住宅(A群)と違法住宅(B群)の住民に対する支援完了が近づていることを踏まえ、C群への支援を目的とする2段階を開始することを合意した。

第2段階は、6月2日から市民サービス・センターでの支援受付を開始し、C群の被災者データベースを構築したうえで開始される。

C群には被災者は1,779人で、すでに解体された一般住宅と違法住宅、県が出した解体・撤去決定に従って解体が予定されている一般住宅と違法住宅の所有者からなる。

会合ではまた、ファーリス・カッラース理事長が、C群への支援額は1820億シリア・ポンドになる見込みであることを明らかにした。

なお、A群とB群の被災者約63%への支援額は1100億シリア・ポンドに達しているという。

SANA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2024、ANHA, May 19, 2024、‘Inab Baladi, May 19, 2024、Reuters, May 19, 2024、SANA, May 19, 2024、SOHR, May 19, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.