シャーム解放機構は支配地内で続く抗議デモに対処するため、デモ唱道者の極秘リストを作成する一方、「公共デモ法」制定・施行に動き出す(2024年5月28日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関は、2月以降支配地各所で続く抗議デモに対処するため、デモ唱道している活動家の極秘リストを作成した。

リストは、取り調べなしにデモ参加者の逮捕、暴行を許可するためのもので、780人の名前が記載されているという。

780人は、ほとんどがイドリブ県中部および西部の居住者。

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トルコを拠点とする反体制系のシリア・テレビ(5月28日付)は、複数の独自筋から得た情報として、シャーム解放機構が自治(行政)を委託するシューラー総評議会が、2月以降続く抗議デモに対処するため「公共デモ法」の制定をめざしていると伝えた。

シリア人権監視団によると、同法は、シューラー評議会で可決された後、シャーム解放機構に自治(立法)を委託されているシューラー総評議会によって施行される見込みだという。

AFP, May 28, 2024、ANHA, May 28, 2024、‘Inab Baladi, May 28, 2024、Reuters, May 28, 2024、SANA, May 28, 2024、SOHR, May 28, 2024、Syria TV, May 28, 2024などをもとに作成。

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