イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)などによると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、ジスル・シュグール市、フーア市、ビンニシュ市の主要道路などに検問所が増設され、同機構総合治安機関などの治安要員が展開、また装甲車などの車輛多数が配置された。
抗議デモを阻止するための措置だったが、金曜日の午後の集団礼拝後、イドリブ市、ビンニシュ市、カフルタハーリーム町、フーア市、ダイル・ハッサーン村の国内避難民(IDPs)キャンプ、アティマ村のキャンプ、ハルブヌーシュ村、カッリー町、アルマナーズ市、イフスィム町、クマイナース村、カフルルースィーン村、カフルルーマー村、クールカーニヤー村、アリーハー市で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。
また、フーア市、タフタナーズ市では夜間にも抗議デモが行われた。
アレッポ県でも、アターリブ市、アビーン・サムアーン村、ダーラト・イッザ市で同様のデモが発生した。
これに対して、総合治安機関は、イドリブ市、ジスル・シュグール市、ザーウィヤ山地方でそれぞれ1人のデモ参加者を逮捕した。
AFP, May 31, 2024、ANHA, May 31, 2024、‘Inab Baladi, May 31, 2024、Reuters, May 31, 2024、SANA, May 31, 2024、SOHR, May 31, 2024などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.