ヒズブッラーがレバノン領空に侵入したヘルメス900無人航空機1機を要撃し、これを撃墜(2024年6月1日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月1日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前7時45分、バグダーディー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マジュダル・スィルム町でのオートバイに対する攻撃への報復として、イスラエル軍将兵が配置されたエフタ入植地の複数ヵ所を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、確実な損害を与える。

(時刻明示せず)アイン・カーナー村への攻撃によって民間人に負傷者が出たことへの報復として、キリヤット・シュモナ入植地の第769旅団司令本部を攻撃し、火災を発生させ、一部を破壊。

(時刻明示せず)マルジュ陣地にあるスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

(時刻明示せず)住民や村々を攻撃中のヘルメス900無人航空機1機を要撃し、これを撃墜。

西部地区

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、ショメラ入植地に配置されているイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ネトゥア(キブツ)に配置されているイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃。

午前11時25分、同じく報復として、イスラエル軍が配置されているヒルバト・マーイル基地内の建物1棟をロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)アドルーン村に対する攻撃で、民間人女性1人が死亡、複数人が負傷したことへの報復として、ハニタ(キブツ)をロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)ジェアトン(キブツ)の第411機構大隊司令部をロケット弾複数発で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時58分、二つの飛翔体がレバノンからイフタ入植地地域に潜入し、空地に墜落。前日のイスラエル北部への砲撃への報復として、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が昨夜、カーナー村、フマイラ村、アドルーン村地域にあるヒズブッラーの資産を攻撃、同時にティールハルファー村、ジッビーン村、ヒヤーム村にある監視ポスト1つと軍事施設2ヵ所を攻撃。さらに、ジェット戦闘機複数機が夜間、前日に飛翔体を発射した地点であるマジュダル・ズーン村地域の迫撃砲発射台1基を攻撃するとともに、ラーシャイヤー・ファーフール村地域のテロ・インフラを攻撃。

午後12時40分、二つの飛翔体が本日早く、レバノンからキリヤット・シュモナ入植地地域に飛来、イスラエル軍航空機1機が砲弾発射ちを攻撃。さらに今朝、マジュダル・スィルム町地域で活動するヒズブッラーのテロリスト2人を航空機で攻撃。

午後1時54分、地対空ミサイル1発が先ほどレバノン領空で任務についているUAV1機に発射され、同機はレバノン領内に墜落。

午後8時8分、上ガリラヤ地方のアクレ市地域方面でアイアン・ドーム・システムが不審な航空標的1つを撃破。

午後10時41分、過去72時間にイスラエル軍はレバノン領内の40以上の標的、10あまりのテロ細胞を攻撃。

AFP, June 1, 2024、ANHA, June 1, 2024、‘Inab Baladi, June 1, 2024、Qanat al-Manar, June 1, 2024、Reuters, June 1, 2024、SANA, June 1, 2024、SOHR, June 1, 2024などをもとに作成。

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