ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃(2024年6月2日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月2日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

(時刻明示せず)占領下ゴラン高原のヤルディン兵舎にあるアイアン・ドーム・システムのレーダーと大隊本部に配置されているイスラエル軍将兵を自爆型無人航空機複数機で攻撃、標的に正確な損害を与え、レーダーを破壊、兵士らを殺傷。

午前11時00分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ナファフ兵舎、ベカーア高原地域に対する攻撃への報復として、ゴラン第210師団司令本部をカチューシャ砲数十発で2回にわたって攻撃した。

(時刻明示せず)アッバード陣地のイスラエル軍車輛をロケット弾複数発で攻撃し、これを破壊。

(時刻明示せず)ビント・ジュバイル市、フーラー村などに対する攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地をカチューシャ砲数十発で攻撃。

(時刻明示せず)フーラー村に対する国劇で民間人複数が死亡したことへの報復として、メトゥラ町をロケット弾複数発で攻撃しし、複数の標的に正確に損害を与える。

午後7時3分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃しし、直接の損害を与える。

午後7時8分、カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃しし、直接の損害を与える。

午後7時35分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地をロケット弾複数発で攻撃しし、直接の損害を与える。

西部地区

午後2時30分、ハドブ・ヤールーン陣地と同地一帯に展開するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前9時25分、前日のUAVに対する地対空ミサイル撃墜への報復として、ジェット戦闘機複数機がベカーア高原地域にあるヒズブッラーの軍事複合施設1ヵ所を攻撃。また、ビント・ジュバイル市にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所、カーナー村、バルアシート村地域にある指揮所複数ヵ所を攻撃。

午後5時3分、マルガリオット入植地地域に本日早く、複数の飛翔体が飛来、多連装ミサイルですべてを撃墜。ジェット戦闘機複数機が飛翔体が発射されたフーラー村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃。さらに、こらん高原のカツリン入植地にレバノン領内から約15の飛翔体が飛来、空地に墜落し、火災が発生。また敵機1機とロケット砲複数発がイスラエル北部に飛来、イスラエル軍が不審な航空標的を迎撃。ナハリヤ市地域への複数の砲撃が確認される。戦闘機複数機が本日早く、マイス・ジャバル村にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設1ヵ所を攻撃。

午後9時52分、西ガリラヤ地方に敵機1機が潜入、またロケット砲複数発による攻撃があり、迎撃に失敗し、着弾地で火災が発生。

AFP, June 2, 2024、ANHA, June 2, 2024、‘Inab Baladi, June 2, 2024、Qanat al-Manar, June 2, 2024、Reuters, June 2, 2024、SANA, June 2, 2024、SOHR, June 2, 2024などをもとに作成。

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