レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月10日の戦果について以下の通り発表した。
東部地区
(時刻明示せず)フーラー村、シャブアー農場などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が集結するマナラ入植地の建物2棟を攻撃し、兵士らを殺傷。
午前11時00分、ラーミーム陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。
午前10時30分、バイヤード・バリーダー陣地を自爆型無人航空機1機で攻撃し、正確に損害を与える。
(時刻明示せず)シャブアー農場に対する攻撃への報復として、同地のレーダー・サイト、守備隊、技術設備、スパイ設備を迫撃砲とロケット弾複数発で攻撃し、設備などを破壊。
(時刻明示せず)第210ゴラン師団の司令本部を無人航空機複数機で攻撃し、確実な損害を与える。
(時刻明示せず)レバノン領空を侵犯し、ミサイル攻撃を行うヘルメス900を対空ミサイルで要撃し、これを撃墜。
午後5時25分、バイヤード・バリーダー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。
西部地区
(時刻明示せず)ハウラー村、シャブアー農場に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するイールオン(キブツ)の建物1棟を攻撃し、兵士らを殺傷。
(時刻明示せず)アイタルーン村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するアビビム入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。
(時刻明示せず)ナハリヤ市東の第146師団所属の司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、これを破壊し、兵士らを殺傷。
(時刻明示せず)アイタルーン村、アイター・シャアブ村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するシュトゥラ入植地の建物1棟を攻撃し、兵士らを殺傷。
(時刻明示せず)同じく報復として、イスラエル軍が使用するエヴェン・メナハム入植地の盾無の1棟を攻撃し、直接の損害を与える。
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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。
午前1時29分、レバノンからイスラエル領内に飛来した不審な航空標的1つを迎撃。アッコ市、キルヤット・ビアリク市で撃破された標的の破片落下に伴う警戒警報発令。
午後1時32分、12時39分から12時43分にかけて、敵航空機1機が西ガリラヤ地方に侵入、また多数の不審な航空標的がレバノンからイスラエル領内に飛来するのを確認。多連装ミサイルがナハリヤ市地域で不審な航空標的2つを激化。別の標的2つはカブリ(キブツ)地域に着弾し、火災が発生。13時15分から20分にかけても敵機1機がイスラエル北部に侵入。マナラ入植地、イールオン(キブツ)、マルガリオット入植地、イフタ(キブツ)地域に向けて過去数時間にわたって多数の対戦車ミサイルが発射されるのを確認。一部はマナラとイールオンの施設に命中。またイールオン、イフタ、マナラでは火災が発生。本日早く、イスラエル軍はサルハーナ村、アイター・シャアブ村、ハニーン村を砲撃。
午後5時7分、先ほど、レバノン領空で任務遂行中のUAV1機に対空ミサイルが発射され、同機はレバノン領内に墜落。
午後6時09分、15じ34分に敵機1機がイスラエル北部に侵入、UAV2機がゴラン高原北部に墜落したのを確認。うち1機の墜落により、シャール入植地地域で火災が発生。またUAV複数機に対する迎撃が失敗し、サファド市地域で火災が発生。本日早く、イスラエル北部に2回の砲撃が確認され、ヘルモン山地域の空地に着弾。イスラエル軍は砲弾発射地を迎撃。ジェット戦闘機複数機がアイタルーン村、アイター・シャアブ村にあるヒズブッラーの軍事施設2ヵ所とロケット弾発射台1基を攻撃。
午後7時56分、19時43分に敵機1機が占領下ゴラン高原に侵入、多連装ミサイルが不審な飛行標的1つを撃破。ナハリヤ市沿岸でも多連装ミサイルが不審な飛行標的1つを撃破。1時間程前、シュトゥラ入植地地域に対戦車ミサイル1発が発射され、施設1棟が損害を受け、火災が発生。
午後10時42分、21時50分にゴラン高原に敵機1機が侵入、多連装ミサイルが不審な航空標的1つを撃破。
AFP, June 10, 2024、ANHA, June 10, 2024、‘Inab Baladi, June 10, 2024、Qanat al-Manar, June 10, 2024、Reuters, June 10, 2024、SANA, June 10, 2024、SOHR, June 10, 2024などをもとに作成。
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