ヒズブッラーはレバノン南部でヒズブッラーの最高位の司令官を暗殺したことを受けて、前日に続いてイスラエル北部を激しく攻撃(2024年6月13日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月13日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前9時30分、占領下シャブアー農場のルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ジュワイヤー村に対するイスラエル軍の攻撃への報復の一環として、ザウラ入植地、カイラア村、ギヴァト・ヨアヴ入植地、カツァヴィヤ基地、ナファフ兵舎、ベイト・ヒレル入植地の平原大隊をカチューシャ砲およびファラク1ミサイル複数発で攻撃、同時に、ダドゥ基地(北部地区司令部)、ミシャル基地(暗殺を担当する北部地区諜報本部)、カツァヴィヤ基地(第210ゴラン師団第7装甲旅団司令部)を自爆型無人航空機複数機で攻撃、複数の標的に正確な損害を与える。

午前4時00分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ジュワイヤー村に対する攻撃への報復の一環として、ミシャル基地内の諜報本部複数ヵ所に対して自爆型無人航空機複数機で2度目となる攻撃を実施、同時に、カツァヴィヤ基地に対しても2度目となる無人航空機での攻撃を実施、複数の標的に正確に損害を当たる。

午後5時30分、エフタ入植地に到着したハンヴィー(HMMWV)1輌を対戦車ミサイルで攻撃し、これを破壊、兵士らを殺傷。

午後5時50分、ルワイサト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時00分、カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地とサンマーカ陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

(時刻明示せず)イールオン(キブツ)の渓谷に配置されているイスラエル軍部隊を対戦車ミサイルで攻撃し、直接の損害を与え、兵士らを殺傷。

午後7時30分、ドビブ入植地の森林地帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時41分、ナトゥール(キブツ)の森林地帯に展開するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時41分、アディル山の森林地帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後9時5分、アダミット(キブツの森林地帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

**

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前6時4分、ジェット戦闘機複数機が夜間、アイター・シャアブ村、アイナーター村地域にえるヒズブッラーの軍事施設やテロ・インフラを攻撃。

午後1時36分、不審な飛翔体1つが午後1時4分に上ガリラヤ地域に潜入したのを確認。

午後3時9分、ガリラヤ地方、ゴラン高原に数時間にわたって約40の飛翔体が飛来し、多連装ミサイルが多数の砲弾を撃破、複数ヵ所で火災が発生。午後2時以降も不審な航空標的5つの飛来を確認し、多連装ミサイルがうち3つを撃破。

午後3時55分、上ガリラヤ地方に午後2時55分と2時58分に不審な航空標的2つが飛来したのを確認し、多連装ミサイルがうち1つを撃破。

午後5時35分、ゴラン高原に午後4時36分と53分に敵機複数機が飛来、多連装ミサイルがうち3つの標的を確認。ジェット戦闘機複数機がダイル・スィルヤーン村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。

午後7時45分、マナラ入植地に対して対戦車ミサイル1発による攻撃があり、イスラエル軍兵士1人が中程度の負傷を、1人が軽傷を負う。

午後9時29分、レバノン領内から午後8時14分、飛翔体2つが飛来し、空地に着弾。ジェット戦闘機複数機が先ほど、ジャルマク村地域にあるヒズブッラーの軍事施設1ヵ所を攻撃。

AFP, June 13, 2024、ANHA, June 13, 2024、‘Inab Baladi, June 13, 2024、Qanat al-Manar, June 13, 2024、Reuters, June 13, 2024、SANA, June 13, 2024、SOHR, June 13, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.