シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所は、各所でのトルコに対する抗議デモを受けて2日から無期限で閉鎖すると発表(2024年7月2日)

イドリブ県では、シャーム解放機構の支配地とトルコを結ぶバーブ・ハワー国境通行所は声明を出し、トルコとの国境に位置する同通行所を2日から無期限で閉鎖し、旅行者、病人、商品、人道支援物資の往来を停止する、と発表した。

閉鎖決定は、トルコ占領下のシリア北部やシャーム解放機構の支配地の各所で1日に、トルコのカイセリ県でのトルコ人レイシストによる商店などへの襲撃(シリア人男性が7歳の幼女を強姦したことが発端)、トルコ当局によるシリア難民への強制出国、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府の支配地域を結ぶアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所の再開など、トルコとシリア政府の接近に抗議するデモが発生したことを受けたもの。

AFP, July 2, 2024、ANHA, July 2, 2024、‘Inab Baladi, July 2, 2024、Reuters, July 2, 2024、SANA, July 2, 2024、SOHR, July 2, 2024などをもとに作成。

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