ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を9件、55キロ地帯への侵犯を15件確認したと発表(2024年7月3日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を9件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機8機、A-10サンダーボルト攻撃機6機、MQ-1C無人航空機1機による領空侵犯を15件確認したと発表した。

**

ロシアのセルゲイ・リャブコフ外務副大臣は、シリア領空で米軍の無人航空機がロシア軍航空機に対して危険な接近を続けたことを受けて、偶発的衝突を回避するための連携を停止したことを明らかにした。

RIAノーヴォスチ通信(7月3日付)、タス通信(7月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 3, 2024、TASS, July 3, 2024をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.