クナイトラ県は、27日にイスラエル占領下のシリア領ゴラン高原のマジュダル・シャムス村のサッカー場にヒズブッラーが発射したロケット弾が着弾し、12人が死亡したとイスラエル側が主張する事件に関して、犠牲者の死を悼むため、県庁舎で弔問集会を開催すると発表した。
集会は7月30日の午後12時から午後2時まで行われる。
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シリアのドゥルーズ派の指導者からなるシャイフ・アクル府(精神機構)は声明を出し、27日にイスラエル占領下のシリア領ゴラン高原のマジュダル・シャムス村のサッカー場にヒズブッラーが発射したロケット弾が着弾し、12人が死亡したとイスラエル側が主張する事件に関して、「イスラエルの卑劣な手は、占領下のシリア領ゴラン高原の住民の決意と忍耐、価値と原則を守るための闘争を挫くことはない」としたうえで、イスラエルの攻撃に対峙する同地住民との連帯を表明、犠牲者に哀悼の意を示した。
声明はシャイフ・アクルの1人ユースフ・ジャルブーア師が読み上げた。
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レバノン民主党の党首でドゥルーズ派の名士のタラール・アルスラーン国民議会議員は、27日にイスラエル占領下のシリア領ゴラン高原のマジュダル・シャムス村のサッカー場にヒズブッラーが発射したロケット弾が着弾し、12人が死亡したとイスラエル側が主張していることに関して、「シリア・アラブのゴランをその自然地理、家族のつながりから引き離そうとする卑劣な試みの失敗に他ならない」としたうえで、「占領下ゴランはマイノリティを保護するふりをするイスラエルの計略の罠には落ちない」、「世界、アラブの祖国のすべての自由人、とりわけ愛国的なアラブのムハッヒディーン(ドゥルーズ派)はゴラン高原の民と身も心も共にある」と表明した。
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レバノンのドゥルーズ派における最高位の精神的指導者であるアミーン・サーイグ師は占領下のゴラン高原の住民に向けて声明を出し、27日にイスラエル占領下のシリア領ゴラン高原のマジュダル・シャムス村のサッカー場にヒズブッラーが発射したロケット弾が着弾し、12人が死亡したとイスラエル側が主張する事件の犠牲者に対して哀悼の意を示すとともに、「ゴランはウルーバ(アラブ性)、尊厳、誇りの砦であり続け、この地域が経験する深刻な局面においてもアラブの大義を擁護し、抵抗する前衛のなかで、ウルーバの礎であり続ける」と表明した。
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SANA(7月28日付)、スワイダー24(7月28日付)などが伝えた。
AFP, July 28, 2024、ANHA, July 28, 2024、‘Inab Baladi, July 28, 2024、Reuters, July 28, 2024、SANA, July 28, 2024、SOHR, July 28, 2024、Suwayda 24, July 28, 2024などをもとに作成。