レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、イスラエル軍無人航空機によるベイルート郊外に対する攻撃で暗殺された幹部の1人フアード・シュクルを追悼するテレビ演説を行い、そのなかでパレスチナのハマースのイスマーイール・ハニーヤ政治局長がイランの首都テヘランで暗殺されたことについて、「お前らはレッドラインをいくつも越えてしまったことに気づいていない」としたうえで、「敵、そして敵の背後にいる者たちは、我々からの避けられない報復を待たねばならない」「我々は、真の、そして非常に計算された報復を求めている」と述べた。
ナスルッラー書記長はまた以下のように述べた。
抵抗の支持者たちは、我々の指導者が殉教するたびに、その空白をすぐに埋めることを保証してくれる。 フアード・シュクル氏の暗殺は、我々の決意と意志を強化し、我々の選択の正しさをさらに確信させるものだ。
テヘランで指導者イスマーイール・ハニーヤ氏を暗殺した彼らは、イランが黙っているとでも思っているのか? イランはハニーヤ氏が客人であったため、その主権、イメージ、名誉を侵害されたと考えており、イスラエルには、今は笑うことができても、後で大いに泣くことになると伝えたい。 敵はこの国(イラン)の尊敬すべき人々の怒りと復讐を待たなければならない。 (シュクル氏とハニーヤ氏の暗殺によって)支援前線の問題にもかかわる新しい段階に入った。
マナール・チャンネル(8月1日付が伝えた)。
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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、イスラエルとの戦闘に関する戦果発表を再開、8月1日の戦果について以下の通り発表した。
(時刻明示せず)シャムア村に対する攻撃で民間人多数が死亡したことへの報復として、メツバ(キブツ)をカチューシャ砲数十発で攻撃。
AFP, August 1, 2024、ANHA, August 1, 2024、‘Inab Baladi, August 1, 2024、Qanat al-Manar, August 1, 2024、Reuters, August 1, 2024、SANA, August 1, 2024、SOHR, August 1, 2024などをもとに作成。
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