ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を6回攻撃する一方、戦闘員2人が死亡したと発表(2024年8月4日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月4日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)カフルカラー村、ダイル・スィルヤーン村に対する攻撃で民間人が負傷したことへの報復として、ベイト・ヒレル入植地に対してカチューシャ砲数十発で初めての攻撃を実施。

午前8時00分、ラーミヤー陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

午後1時35分、リーシャ―池陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後1時55分、マナラ入植地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時35分、マルキヤ入植地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)バイト・リーフ村に対する攻撃で民間人が負傷したことへの報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


 

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前6時52分、レバノンからイスラエル北部に夜間に約30発の飛翔体が発射され、そのほとんどを多連装ミサイルで迎撃。1発がベイト・ヒレル入植地地域に、複数発が空地に着弾。この直後、イスラエル空軍が飛翔体が発射されたマルジャアユーン市一帯地域にあるヒズブッラーのロケット弾発射台1基などのテロ・インフラを攻撃。

午後8時44分、レバノンからキリヤット・シュモナ入植地、ドブ山、マルキヤ入植地地域への複数回の砲撃が終日確認される。フーラー村地域にある軍事施設に先ほど、ヒズブッラーのテロリスト1人が入るのが確認され、イスラエル空軍がこれを攻撃。バイト・リーフ村地域で本日早くテロリスト1人を確認、直後にイスラエル空軍がこのテロリストを殲滅。さらに、アイター・シャアブ村地域のヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃。

AFP, August 4, 2024、ANHA, August 4, 2024、‘Inab Baladi, August 4, 2024、Qanat al-Manar, August 4, 2024、Reuters, August 4, 2024、SANA, August 4, 2024、SOHR, August 4, 2024などをもとに作成。

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