イスラエル軍は南部県スール市にあるアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプを無人航空機で攻撃、ハマース幹部の1人のサーミル・ハーッジ・ジュムア氏を殺害(2024年8月9日)

イスラエル軍は南部県スール市にあるアイン・フルワ・パレスチナ難民キャンプの四輪駆動車を狙って無人航空機1機で攻撃を行い、ハマース幹部の1人のサーミル・ハーッジ・ジュムア氏を殺害した。

マナール・チャンネル(8月9日付)などが伝えた。

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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、8月9日の戦果について以下の通り発表した。

午前9時40分、メトゥラ町一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ハンナーウィーヤ村などに対する攻撃への報復として、キリヤット・シュモナ入植地の代769旅団司令部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)ハンナーウィーヤ村、ナークーラ村などに対する攻撃への報復として、レモン山の西部旅団沿岸大隊司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、確実な損害を与える。

(時刻明示せず)カフルカラー村、アイター・シャアブ村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するキリヤット・シュモナ入植地内の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ハンナーウィーヤ村、ナークーラ村などに対する攻撃への報復として、第769旅団司令部をファラク1・ロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物1棟を攻撃。

午後1時25分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、イスラエル軍が使用するドビブ入植地の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が死亡したと発表した。


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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後7時34分、イスラエル空軍が夜間、ハンナーウィーヤ村のヒズブッラーの司令部、アイター・シャアブ村地域のテロ・インフラ、上ガリラヤ地方のビラニット軍事キャンプへの攻撃に使用されたロケット弾発射装置1基を攻撃。マナラ入植地とキリヤット・シュモナ入植地で警報が発令され、多数の飛翔体がレバノンから飛来、空地に着弾。

午後12時44分、ナークーラ村地域の軍事施設でヒズブッラーのテロリスト2人が活動していることを確認、イスラエル空軍が2人を殲滅。

午後8時2分、IDF(イスラエル国防軍)とISA(イスラエル保安庁)は共同声明を出し、イスラエル空軍の航空機1機がサイダー市を攻撃し、ハマースの幹部の1人でアイン・フルワ・キャンプの武装部隊司令官だったサーミル・マフムード・ハーッジを殲滅したと発表。

午後8時36分、イスラエル空軍のジェット戦闘機複数機が先ほど、ハマーム村地域にあるヒズブッラーのロケット弾発射台1基を攻撃。またアイター・シャアブ村、ムハイビーブ村、マルカバ村、カフルカラー村地域にあるテロ・インフラを攻撃。マイス・ジャバル村地域を砲撃。

AFP, August 9, 2024、ANHA, August 9, 2024、‘Inab Baladi, August 9, 2024、Qanat al-Manar, August 9, 2024、Reuters, August 9, 2024、SANA, August 9, 2024、SOHR, August 9, 2024などをもとに作成。

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