シリア人権監視団:ルーナー・シブル大統領府特別顧問暗殺はきょうだいのムルハム・シブル准将がイラン製の無人航空機製造に関する情報を外国勢力に漏洩したことが関係(2024年8月21日)

シリア人権監視団は、複数筋から得た情報として、ルーナー・シブル大統領府特別顧問(政治報道局長)が7月2日に交通事故に遭い、5日に死亡した事件に関して、政府高官の会合で外国勢力に情報を漏洩していたことを度々疑われ、暗殺されたと断じたうえで、これと関連してきょうだいのムルハム・シブル氏(准将)が、シリア国内の複数の科学技術センターで開発が進められていたイラン製の無人航空機製造に関する情報を外国勢力に漏洩し、4ヵ月前に自宅軟禁状態となり2ヵ月前に逮捕された、と発表した。

また、同筋によると、当局は、在シリア・イラン領事館への攻撃、レバノンやパレスチナでヒズブッラーやハマースの要人に対するイスラエル軍の精密攻撃が激化したことを受けて、これまでにラタキア県、ダマスカス県、ヒムス県で士官38人以上を逮捕、捜査を行っているという。

AFP, August 21, 2024、ANHA, August 21, 2024、‘Inab Baladi, August 21, 2024、Reuters, August 21, 2024、SANA, August 21, 2024、SOHR, August 21, 2024などをもとに作成。

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