米中央軍(CENTCOM)はシリア民主軍とともに、ダーイシュの指導者1人を捕捉したと発表(2024年9月2日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午後10時38分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、9月1日の早朝、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、ダーイシュ(イスラーム国)の指導者1人を捕捉したと発表した。

発表によると、捕捉されたのは、ハーリド・アフマド・ダンダル容疑者で、ラッカ収容所を脱走した後、ダーイシュの戦闘員の逃亡などを支援していたと見られるという。

8月29日には、ダーイシュのメンバー5人(ロシア人2人、アフガニスタン人2人、リビア人1人)がラッカ収容所を脱走していたが、シリア民主軍はこのうちロシア人のイマーム・アブドゥルワーヒド・イフワーン容疑者、リビア人のムハンマド・ヌーフ・ムハンマド容疑者を再び拘束したが、ロシア人のタイムール・タールブルキーン・アブダーシュ容疑者、アフガニスタン人のシュアイブ・ムハンマド・アブダリー容疑者、アータール・ハーリド・ザール容疑者は現在も逃走中。

なお、シリア民主軍の20ヵ所以上の収容施設には、現在も9,000人以上のダーイシュのメンバーが収監中だという。


AFP, September 2, 2024、ANHA, September 2, 2024、‘Inab Baladi, September 2, 2024、Reuters, September 2, 2024、SANA, September 2, 2024、SOHR, September 2, 2024などをもとに作成。

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