ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はラマト・ダヴィド空軍基地などをファーディー1ミサイル、ファーディー2ミサイルなどで初めて攻撃したと発表(2024年9月22日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月22日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)イスラエル軍のレバノン各所への攻撃で民間人多数が死亡したことへの報復として、ハイファー市南東のラマト・ダヴィド空軍基地をファーディー1(口径220mm、射程80キロ)ミサイルとファーディー2(口径302mm、射程105キロ)ミサイル複数発で初めて攻撃。


(時刻明示せず)同じく報復として、ラマト・ダヴィド空軍基地をファーディー1ミサイルとファーディー2ミサイル複数発で再び攻撃。

午前6時30分、17日と18日のページャーと無線機を使用した一斉爆破攻撃への報復として、ハイファー市北のズボロン地区にあるラファエル社の軍事産業施設をファーディー1ミサイルとファーディー2ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、メトゥラ町一帯、イフタ入植地一帯に配置されているイスラエル軍部隊を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、標的に正確に損害を与える。

(時刻明示せず)バグダーディー陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マイアン・バルーフ陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後11時5分、占領下シャブアー農場のレーダー・サイトを砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マルジュ陣地に入ろうとしたメルガバ戦車1輌を地対地ミサイル1発で攻撃し、直接の損害を与え、乗っていた兵士らを殺傷。

(時刻明示せず)ジャル・アラーム陣地内を移動するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員3人が死亡したと発表した。



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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前0時38分、21日午後以降、イスラエル空軍はレバノン南部の約290の標的を攻撃。また、過去数時間に、さらに約110のテロ標的を攻撃。

午前1時48分、エズレル平野で先ほど警報が発令され、レバノンから約10発の飛翔体が飛来、ほとんどを迎撃、1発が同地に落下。

午前7時39分、午前6時24分から7時にかけてイスラエル北部各所で警報が発令され、約85発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、一部はキルヤット・ビアリク市、ツル・シャローム町、モレシェト村地域に落下し、火災が発生。午前4時48分から5時10分にかけて、エズレル平野で警報が発令され、レバノンから約20発の飛翔体が飛来、ほとんどを迎撃、一部は空地に落下。

午前8時13分、イスラエル軍は現在、レバノン南部のヒズブッラーの複数の標的を攻撃中。数時間前にヒズブッラーは約115発の空中脅威を民間地域に発射。

午前10時48分、イスラエル空軍のジェット戦闘機複数機が今朝、レバノン南部の複数ヵ所でヒズブッラーのテロ標的を攻撃。また夜間にも、レバノン南部の標的多数を攻撃。

午後12時32分、約150発のロケット、弾頭ミサイル、そしてUAVが夜間から朝の数時間にかけて、イスラエル領内、主に北部に向けて発射され、多層防空システムにより被害は最小限に押さえられ、国内で若干の被弾、残骸の落下があった。

AFP, September 22, 2024、ANHA, September 22, 2024、‘Inab Baladi, September 22, 2024、Qanat al-Manar September 22, 2024、Reuters, September 22, 2024、SANA, September 22, 2024、SOHR, September 22, 2024などをもとに作成。