ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はアリー・アブドゥルムンイム・カルキー司令官、ナビール・ヤフヤー・カーウーク司令官の2人が戦死したと発表(2024年9月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、9月30日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)サダフ陣地のイスラエル軍歩兵部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ナウラ村をファーディー2ミサイル複数発で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サファド市をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、ゲシェル・ハジブ(キブツ)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、サーアール入植地をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、カブリ(キブル)をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)クファル・ギラディをヌール長距離対艦巡航ミサイル1発で攻撃。

午後3時35分、ベツサイダ市に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)イフタ(キブツ)に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ザウラ入植地の砲台に集結する椅子れる軍部隊をロケット弾で攻撃。

(時刻明示せず)レバノンの都市、村、民間人に対する攻撃への報復として、ハイファー市北東の都市群をファーディー1ミサイル複数発で攻撃。

午後11時20分、ウダイサ村、カフルカラー村に面する果樹園を移動するイスラエル軍部隊を攻撃し、確実に損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、アリー・アブドゥルムンイム・カルキー(アブー・ファドル)司令官、ナビール・ヤフヤー・カーウーク(シャイフ・ナビール)司令官の2人が戦死したと発表した。








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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、レバノンのヒズブッラーとの戦況について以下のような発表を行った。

午前1時31分、イスラエル軍は現在、ベカーア地方でヒズブッラーのテロ標的への爆撃を実施中。

午前2時22分、多連装ミサイルが先ほど、レバノンから飛来した不審な航空標的1つを撃破。

午前9時15分、UAV1機が先ほど、イスラエルの経済水域に北方から侵入したが、これを撃破。

午前9時56分、同UAVはイスラエル軍ミサイル艇が撃破。

午前11時41分、午前11時12分と13分にゴラン高原南部、上ガリラヤ地方で警報が発令され、約20発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を迎撃、残りは空地に落下。11時8分と9分にもゴラン高原北部とスニル(キブル)地域で警報が発令され、約15発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、残りは空地にラッカ。

午後12時31分、イスラエル空軍はハマースのレバノン支部トップのファーティフ・シャリーフを殲滅。

午後3時39分、イスラエル空軍はパレスチナ人民解放戦線(PFLP)のレバノン支部トップのニダール・アブドゥルアールと同支部軍事部門トップのイマード・アウダを殲滅。

午後5時23分、午後4時22分、3時39分、42分に西ガリラヤ地方で警報が発令され、約35発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破、一部は同地に落下。イスラエル空軍は朝以降レバノン国内のヒズブッラーの指揮所、武器貯蔵施設、テロ細胞、ロケット弾発射装置、テロ・インフラなど数十のテロ標的を攻撃。

午後5時26分、イスラエル空軍は前日の首都ベイルートに対する攻撃で、ヒズブッラーの中距離ロケット部隊司令官のイード・ハサン・ナッシャールを殺害。

午後5時57分、飛翔体1発が先ほど、レバノンからハイファー市近郊の空地に着弾。

午後7時46分、イスラエル軍はベイルート国際空港から約1.5キロの距離に設置されていたヒズブッラーの対空ミサイル発射装置貯蔵施設を破壊。

午後8時7分、中部ガリラヤ地方、ハイファー港い地域で警報が発令され、約10発の飛翔体がレバノンから飛来、一部を撃破。

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ハマースは声明を出し、在外指導部メンバーで、レバノンにおける指導者を務めるファトフ・シャリーフ・アブー・アミーン氏がレバノン南部のブッス難民キャンプにあるの自宅を標的としたイスラエル軍の爆撃により、家族数名とともに死亡したと発表した。

AFP, September 30, 2024、ANHA, September 30, 2024、‘Inab Baladi, September 30, 2024、Qanat al-Manar September 30, 2024、Reuters, September 30, 2024、SANA, September 30, 2024、SOHR, September 30, 2024などをもとに作成。

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