シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、スワイダー県各所での国防隊予備部隊・内務省総合治安局とドゥルーズ派民兵による戦闘で新たな死者が確認され、死者総数は135人に達した。
このうち、戦闘行為により死亡した者は121人であり、内訳は国防省予備部隊の兵士、内務省総合治安局の要員、ドゥルーズ派戦闘員および民間人を含む。
さらに、即決処刑されたドゥルーズ派住民は15人に上り、その中には遺体が焼かれるなど、残虐な扱いを受けたケースも含まれている。
内訳は以下の通り
内務省総合治安局隊員:32人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:21人
ジャルマーナー市:11人
スワイダー県:1人
ドゥルーズ派武装勢力メンバーおよび民間人:103人
ダマスカス郊外県:45人
武装勢力メンバー:31人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:24人
ジャルマーナー市:7人
民間人:14人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での(即決)処刑:11人
サフナーヤー市での砲撃:1人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での戦闘:1人(子ども)
スワイダー県:58人(ドゥルーズ派)
武装勢力メンバー:57人
民間人1人
武装勢力メンバー
ダマスカス・スワイダー街道:48人
大スワル村:5人
カナーキル村での所属不明の無人航空機の攻撃:4人
民間人
ラッサース村での砲撃:1人
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シリア人権監視団によると、各地の大学寮で生活していたドゥルーズ派の学生ら数百人が宗派を背景とする嫌がらせや侮辱を受けて、避難するかたちでスワイダー県に移動した。
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