日本の岩屋毅外務大臣は、外務省での記者会見で「日本は、この国際的なシリアに対する制裁解除に関する政策転換に追随するのでしょうか。仮に制裁解除しない場合、その決定の背景には何があるのでしょうか?」とのパンオリエントニュースのカルドン・アズハリ記者の質問に対して以下の通り答えた。
御指摘のトランプ大統領による発言は承知しております。
我が国としては、これまで、シリアの暫定政権が、包摂的な政治的解決と国民和解に向けた対話に取り組んできたこと、また、今後も平和的かつ安定した移行に向けて取り組んでいく姿勢を見せていることを評価しております。
その上で、シリアの国民にとって、より良き状態が作り出されることが望ましいという観点から、制裁については、安保理制裁委員会を含む国際社会の議論も注視しながら、解除することも含めて適切に判断していきたいと考えております。
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