SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、欧州委員会ドゥブラフカ・シュイツァ副委員長と会談、その後首都ダマスカスのティシュリーン宮殿で共同記者会見を行った。
会見のなかで、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、EUによる制裁解除に改めて歓迎の意を示す一方、以下の通り述べた。
シリアは依然として外部からの脅威に直面しており、旧体制残党や武装集団による攻撃が続いている。
これらは他の国で起きていればテロ攻撃と分類されたはずである。
軍は国民の安全を守るためにこうした勢力を追跡している。
イスラエルによるシリア領への攻撃は主権侵害であり、治安を脅かす集団に秩序破壊の口実を与えるものだ。
1974年の協定の履行を求める。シリアは戦争を望まず、復興を志向している。
EU諸国および国際機関との協力や投資が履行されなければ、無秩序が広がり、国家体制への反乱を助長する。
一方、ドゥブラフカ副委員長は、復興プロセスを支援するため、175,000,000ユーロを支援に割り当てたと発表、難民については、安全かつ自発的な帰還を支持し、復興への参加を後押しすると述べた。
(C)青山弘之 All rights reserved.
