シリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原にロケット弾が発射について「殉教者ムハンマド・ダイフ旅団」と名乗る武装グループが実行声明を発表(2025年6月3日)

ロイター通信は、シリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原にロケット弾が発射されたとするイスラエル側の発表について」、シリア政府関係者が「クナイトラ県では、アサド政権時代から活動していたイランの民兵が引き続き存在し、イスラエルを挑発することで情勢を緊張させ、現在の安定化努力を妨害しようとしている」と語ったと伝えた。

同通信はまた、「殉教者ムハンマド・ダイフ旅団」と名乗る武装グループが実行声明を出したと、複数のアラブ・パレスチナ系メディアが報道したとしたうえで、その真偽を独自に確認できていないと付言した。

ムハンマド・ダイフとは、2024年のイスラエル軍の爆撃で戦死したパレスチナのハマースの軍事部門司令官。

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