ジョン・ブレナン米CIA長官は、外交問題評議会(ニューヨーク)で、ダーイシュ(イスラーム国)などイスラーム過激派に活動の場を与えることになるようなシリア政府との衰退を米国が望んでいないと述べた。
ブレナン長官は「ロシアも、米国も、有志連合も、中東諸国も、誰もダマスカスの政府とその政治機構の衰退を望んでいない…。ダーイシュやアル=カーイダの元活動家などの過激派がシリアの一部の地域で台頭している」と述べた。
また「我々がもっともしてはならないのは、彼ら(イスラーム過激派)がダマスカスに進軍することを許すことだ。それゆえ、過激でないシリアの反体制武装集団の支援が重要だ…。国内各所の要求に応じるべく行動する代議的な性格をもった政府を通じた事態の解決を国際社会は支持している」と付言した。
AFP, March 14, 2015、AP, March 14, 2015、ARA News, March 14, 2015、Champress, March 14, 2015、al-Hayat, March 15, 2015、Iraqi News, March 14, 2015、Kull-na Shuraka’, March 14, 2015、al-Mada Press, March 14, 2015、Naharnet, March 14, 2015、NNA, March 14, 2015、Reuters, March 14, 2015、SANA, March 14, 2015、UPI, March 14, 2015などをもとに作成。
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