人権団体発表(2015年3月20日)

シリア人権監視団は、2014年10月20日から2015年3月20日までの5ヶ月間で、シリア軍がシリア各地を1万263回にわたって空爆したとする統計を発表した。

同監視団の統計によると、このうち5,335回が「樽爆弾」による空爆、4,928回が戦闘機からのミサイルなどによる空爆で、ダマスカス郊外県、ダマスカス県、ダイル・ザウル県、ヒムス県、ラタキア県、クナイトラ県、ハマー県、アレッポ県、イドリブ県、ダルアー県、ハサカ県、ラッカ県の各所が攻撃対象となったという。

またこれにより、民間人の死者は2,172人で、うち436人が子供、355人が女性、またダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そのほかのジハード主義武装集団などの戦闘員が584人だったという。

AFP, March 20, 2015、AP, March 20, 2015、ARA News, March 20, 2015、Champress, March 20, 2015、al-Hayat, March 21, 2015、Iraqi News, March 20, 2015、Kull-na Shuraka’, March 20, 2015、al-Mada Press, March 20, 2015、Naharnet, March 20, 2015、NNA, March 20, 2015、Reuters, March 20, 2015、SANA, March 20, 2015、UPI, March 20, 2015などをもとに作成。

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