シリア軍がアレッポ市を爆撃、12人死亡(2015年5月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団などが占拠するアレッポ市シャッアール地区をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、子供3人、女性4人を含む12人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(5月30日付)によると、シリア軍はまたアナダーン市のモスクに対しても「樽爆弾」で攻撃を行った。

一方、SANA(5月30日付)によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、カラム・フーミド、ジュダイダ、旧市街、バーブ・ナスル地区、サラーフッディーン地区、バニー・ザイド地区、シャッアール地区、カルム・カーティルジー地区、マルジャ地区、サーリヒーヤ地区、ライラムーン地区、ハナーヌー地区、ブスターン・バーシャー地区、ハラク地区、ジャンドゥール地区、ブアイディーン地区、シャイフ・ルトフィー村、アアザーズ市、スーラーン町、ナイラブ航空基地一帯、ズィルバ村、ハンダラート・キャンプ一帯、ウワイジャ地区、フライターン市、アナダーン市、ハーディル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイーン山一帯を「樽爆弾」で空爆、またカイヤーサート検問所一帯でファトフ軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムウダミーヤト・シャーム市を砲撃する一方、ザブディーン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月30日付)によると、アルバイン市、アーリヤ農場、カースィミーヤ町郊外、ザバダーニー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月30日付)によると、アブー・シャブタ村、ラスム・ハワーリド村、マムティナ村、アジュラフ村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月30日付)によると、アトマーン村、ガラズ刑務所一帯、フラーク市、ヌアイマ村、カフルシャムス町、サイダー町、シャイフ・マスキーン市、ブスル・ハリール市、ダルアー市郵便局一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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