ラタキア市内で大統領の甥スライマーン・アサド氏が空軍大佐を射殺(2015年8月7日)

シリア人権監視団は、アサド大統領の甥のスライマーン・アサド氏がラタキア市内でハッサーン・シャイフ空軍大佐を殺害したと発表した。

シャイフ空軍大佐が運転する車が、ラタキア市内のアズハリー交差点で、スライマーン氏の車を追い越したことに対して、スライマーン氏が腹を立て、自分の車をシャイフ空軍大佐の車に追突させ、同乗していた子供たちの目の前で大佐を射殺したという。

スライマーン氏の父ヒラール・アサド氏は、2012年の国防隊発足を主導した一人で、2014年3月23日にカサブ市で反体制派の攻撃を受け死亡している。

スライマーン氏はヒラール氏の死後、父が指揮していた国防隊を率いるようになっていたという。

AFP, August 7, 2015、AP, August 7, 2015、ARA News, August 7, 2015、Champress, August 7, 2015、al-Hayat, August 8, 2015、Iraqi News, August 7, 2015、Kull-na Shuraka’, August 7, 2015、al-Mada Press, August 7, 2015、Naharnet, August 7, 2015、NNA, August 7, 2015、Reuters, August 7, 2015、SANA, August 7, 2015、UPI, August 7, 2015などをもとに作成。

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