シリア外務省高官がデミストゥラ共同特別代表の声明を批判(2015年8月18日)

シリアの外務在外居住者省高官は、SANA(8月18日付)に対し、シリア軍によるドゥーマー市空爆を批判したスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の声明が「中立から乖離」していると批判、「テロ組織がアレッポ市、ラタキア市、ダルアー市に対して行う砲撃、アレッポ市に対する水道、電気封鎖、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線などといったテロ組織による虐殺についても批判すべきだった」と遺憾の意を示した。

デミストゥラ共同特別代表は17日、声明でシリア軍によるドゥーマー市への空爆に関して、「住宅地、市場への攻撃は…国際的に禁止されており、いかなる状況においても受け入れられない」と非難していた。

AFP, August 18, 2015、AP, August 18, 2015、ARA News, August 18, 2015、Champress, August 18, 2015、al-Hayat, August 19, 2015、Iraqi News, August 18, 2015、Kull-na Shuraka’, August 18, 2015、al-Mada Press, August 18, 2015、Naharnet, August 18, 2015、NNA, August 18, 2015、Reuters, August 18, 2015、SANA, August 18, 2015、UPI, August 18, 2015などをもとに作成。

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