シリア・ムスリム同胞団がアル=カーイダ系組織シャーム自由人イスラーム運動との連携を主唱、シャーム自由人はアル=カーイダとの関係を否定(2015年8月24日)

トルコに活動拠点を置くシリア・ムスリム同胞団のムハンマド・ヒクマト・ワリード最高監督者が声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動への支持を表明し、政治活動と武装闘争の連携を主唱した。

声明において、ワリード最高監督者は、シリア・ムスリム同胞団とシャーム自由人イスラーム運動には「共通項がある」としてうえで、「この共通項が大いなる協力に向けた肥沃なる大地となり、政治と軍事の統合を作り出すチャンスを与える」と主張した。

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また、シャーム自由人イスラーム運動も声明を出し、「シリア国民にその基盤を…置いており、アル=カーイダを含む外国のいかなる当事者とも組織的な関係はない」と強調し、アル=カーイダ系組織であることを否定、「革命の目標は体制、その象徴、幹部の完全打倒である」と強調し、その活動が「シリア国民の自決を強化」することにあると表明した。

Kull-na Shuraka', August 24, 2015

Kull-na Shuraka’, August 24, 2015


AFP, August 24, 2015、AP, August 24, 2015、ARA News, August 24, 2015、Champress, August 24, 2015、al-Hayat, August 25, 2015、Iraqi News, August 24, 2015、Kull-na Shuraka’, August 24, 2015、al-Mada Press, August 24, 2015、Naharnet, August 24, 2015、NNA, August 24, 2015、Reuters, August 24, 2015、SANA, August 24, 2015、UPI, August 24, 2015などをもとに作成。

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