シリア人権監視団は、ダルアー県で戦闘を続けていたシャームの民のヌスラ戦線の戦闘員のイドリブ県への退去に関するシリア政府との停戦合意の詳細に関する情報を入手したと発表した。
それによると、停戦合意は、①ダルアー県イズラア市一帯で活動するヌスラ戦線のメンバー212人のイドリブ県への退去(搬送)、②ヌスラ戦線が捕捉していたイラン人士官3人の釈放、を骨子とし、「ダイル・ザウル県住民の仲介」と政治治安部高官の「甥」がシリア政府とヌスラ戦線を仲介したという。
また、ヌスラ戦線戦闘員のイドリブ県への退去は2015年12月5~21日に2回にわけて行い、シリア政府が用意したバスでシリア政府支配地域を移動すること、その際ヒズブッラーの旗を掲げることなどが定められていたという。
AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。
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