ロシア当事者和解調整センターは、トルコ領内からの戦闘員100人の侵入や越境砲撃があったと米国側から報告を受けたと発表(2016年2月28日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、過去24時間(2月27日)に9件の停戦違反を確認したと発表した。

また、ラタキア県のカッバーナ村一帯に対して砲撃が加えられる一方、ラッカ県では、100人強からなる武装集団がトルコ領内からラッカ県のタッル・アブヤド市に侵入し、違法な武装集団と協力して同市北部を占拠したとの報告をヨルダンの首都アンマンを拠点とする米国の当事者和解調整センターから受けたことを明らかにした。

タッル・アブヤド市への侵入は、トルコ領内からの砲撃支援を受けていたという。

ロシア国防省が発表した。

AFP, February 28, 2016、AP, February 28, 2016、ARA News, February 28, 2016、Champress, February 28, 2016、al-Hayat, February 29, 2016、Iraqi News, February 28, 2016、Kull-na Shuraka’, February 28, 2016、al-Mada Press, February 28, 2016、Naharnet, February 28, 2016、NNA, February 28, 2016、Reuters, February 28, 2016、SANA, February 28, 2016、UPI, February 28, 2016などをもとに作成。

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