人民議会は、国内通商消費者保護省による石油燃料の値上げ決定に関する審議を継続した。
審議では多くの議員が値上げ決定に異議を唱えるなか、スライマーン・アッバース石油鉱物資源大臣が答弁し、石油部門が紛争によって2016年第1四半期に620億米ドルの損失を被ったとしたうえで、同部門のニーズに応えるため、年間24億ドルの予算が必要だと述べ、値上げが正当だと主張した。
またこのほかにも、イスマーイール・イスマーイール財務大臣、ハマーム・ジャザーイリー経済対外通商大臣、ジャマール・ジャアバーン・シャーヒーン国内通商消費者保護大臣が答弁を行い、世界的な石油価格の高騰などに言及、値上げの必要を強調した。
SANA(6月20日付)が伝えた。
なお、AFP(6月19日付)によると、人民議会議事堂前では19日、燃料費引き上げを求める座り込みデモが首都ダマスカスの人民議会議事堂前で行われた。
AFP, June 20, 2016、AP, June 20, 2016、ARA News, June 20, 2016、Champress, June 20, 2016、al-Hayat, June 21, 2016、Iraqi News, June 20, 2016、Kull-na Shuraka’, June 20, 2016、al-Mada Press, June 20, 2016、Naharnet, June 20, 2016、NNA, June 20, 2016、Reuters, June 20, 2016、SANA, June 20, 2016、UPI, June 20, 2016などをもとに作成。
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