米国防総省報道官はマンビジュ市からのYPG撤退に関して「トルコとの約束」を守ると発言(2016年8月16日)

米国防総省のエイドリアン・ランキン=ギャロウェイ報道官は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるマンビジュ市(アレッポ県)制圧に関して、「作戦の目的がマンビジュのダーイシュ(イスラーム国)を打ち負かすことにあり、同地を地元住民の支配とガヴァナンスのもとに復帰させることを、作戦に参加するすべての勢力に明示してきた」としたうえで「我々は作戦が二国(米国とトルコ)の間で交わされた約束に沿って今後も行われると公約してきた」と述べ、トルコ側の意向に応じる意思を示した。

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は15日、「米国は、シリア民主軍の民主統一党戦闘員がマンビジュでの作戦が終わったらユーフラテス以東に戻るだろう、と我々に約束してくれた…。米国は約束を守らねばならない」と述べていた。

AFP, August 16, 2016、AP, August 16, 2016、ARA News, August 16, 2016、Champress, August 16, 2016、al-Hayat, August 17, 2016、Iraqi News, August 16, 2016、Kull-na Shuraka’, August 16, 2016、al-Mada Press, August 16, 2016、Naharnet, August 16, 2016、NNA, August 16, 2016、Reuters, August 16, 2016、SANA, August 16, 2016、UPI, August 16, 2016などをもとに作成。

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