国連安保理では、シリア国内での化学兵器(塩素ガスを含む)の使用実態に関する国連および化学兵器禁止機関(OPCW)の合同査察機構が作成した報告書に関する非公式会合が行われた。
『ハヤート』(9月1日付)によると、この会合でロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、報告書の内容や合同査察機構の調査方法に関する技術的な問題点や反体制武装集団による化学兵器使用の可能性について言及するとともに、シリアだけでなくイラクでの化学兵器使用疑惑についても調査・審議の範囲を拡大すべきだと主張したという。
AFP, August 31, 2016、AP, August 31, 2016、ARA News, August 31, 2016、Champress, August 31, 2016、al-Hayat, September 1, 2016、Iraqi News, August 31, 2016、Kull-na Shuraka’, August 31, 2016、al-Mada Press, August 31, 2016、Naharnet, August 31, 2016、NNA, August 31, 2016、Reuters, August 31, 2016、SANA, August 31, 2016、UPI, August 31, 2016などをもとに作成。
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