「カイロ・プラットフォーム」はロジャヴァによる連邦制を拒否、PYDメンバーを追放(2017年8月10日)

「カイロ・プラットフォーム」(カイロ宣言グループ)のメンバーの一人カースィム・ハティーブ氏は、西クルディスタン移行期民政局において「北シリア民主連邦」樹立に向けた動きが本格化していることに関して、Rudaw(8月10日付)に対して、「民主統一党(PYD)はかつてカイロ・プラットフォームのメンバーで、スィーハーヌーク・ディーブー氏がその代表を務めていたが、彼の思想、そして彼がプラットフォームの要求を受け入れなかったので追放した」ことを明らかにした。

カースィム氏はそのうえで「連邦制というアイデアはカイロ・プラットフォームにおいては拒否されている。シリア北部で実施される選挙を受け入れることはできない…。我々はPYDによって署名されたシリアの領土の統一性を定めた文書を持っている」と述べた。

一方、「リヤド・プラットフォーム」最高交渉委員会が準備を進めている反体制派の調整会合については、正式な招待を拒否し、リヤド以外の場所で開催するよう要請したことを明らかにした。

Kull-na Shuraka’, August 10, 2017

AFP, August 10, 2017、AP, August 10, 2017、ARA News, August 10, 2017、Champress, August 10, 2017、al-Hayat, August 11, 2017、Kull-na Shuraka’, August 10, 2017、al-Mada Press, August 10, 2017、Naharnet, August 10, 2017、NNA, August 10, 2017、Reuters, August 10, 2017、Rudaw, August 10, 2017、SANA, August 10, 2017、UPI, August 10, 2017などをもとに作成。

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