シリア駐留ロシア軍はトルコ軍とロジャヴァの緊張関係が続くアレッポ県アフリーン市に当事者和解調整センターの活動を拡大し、停戦監視を行うと発表(2017年8月31日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍のアレクセイ・キム副司令官は、アレッポ県北西部における西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市に当事者和解調整センターの活動を拡大すると発表した。

キム副司令官は、アフリーン市一帯地域が、ロシア、トルコ、イラン、そして米国が設置に合意した緊張緩和地帯に含まれていないとしつつも、停戦規定に含まれると強調、ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームが活動を開始し、医療支援、教育支援などを行うと述べた。

アフリーン市およびアレッポ県北部のタッル・リフアト市では、トルコ軍およびその支援を受ける「家の者たち」作戦司令室による西クルディスタン移行期民政局支配地域への砲撃を続くなど緊張状態にある。

AFP, August 31, 2017、AP, August 31, 2017、ARA News, August 31, 2017、Champress, August 31, 2017、al-Hayat, September 1, 2017、Kull-na Shuraka’, August 31, 2017、al-Mada Press, August 31, 2017、Naharnet, August 31, 2017、NNA, August 31, 2017、Reuters, August 31, 2017、SANA, August 31, 2017、UPI, August 31, 2017などをもとに作成。

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