2014年3月1日のシリア情勢:反体制勢力の動き

米国がテロ組織に指定するシャームの民のヌスラ戦線(カラムーン地域)は声明を出し、ダマスカス郊外県カラムーン山地一帯での戦闘に関して、「カラムーン統一作戦司令室」のもと、ほかの武装集団とともに、リーマー農場、アカバ市、サフル村、フライタ村、マアルーラー市、ランクース市一帯での戦闘に参加していることを認めた。

Kull-na Shuraka', March 1, 2014

Kull-na Shuraka’, March 1, 2014

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シリア国民評議会は声明を出しシリア革命反体制勢力国民連立への復帰を宣言した。

声明によると、「シリア国民評議会理事会は2月27、28日にイスタンブールで会合を開き、評議会ブロック全員のシリア革命反体制勢力国民連立への復帰を決定した」という。

声明はまた、「ジュネーブ2会議の第1、2ラウンドにおいて、シリア国民の目標実現が失敗したことが明らかになった」と主張、「革命の諸目的を支持する人々を代表する必要」を強調し、反体制勢力の糾合を呼びかけた。

AFP, March 1, 2014、AP, March 1, 2014、ARA News, March 1, 2014、Champress, March 1, 2014、al-Hayat, March 2, 2014、Iraqinews.com, March 1, 2014、Kull-na Shuraka’, March 1, 2014、Naharnet, March 1, 2014、NNA, March 1, 2014、Reuters, March 1, 2014、SANA, March 1, 2014、UPI, March 1, 2014などをもとに作成。

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