YPG主体のシリア民主軍報道官「住民の求めや政権の要請が我々のところに届いたら、イドリブ解放戦に参加する」(2018年8月13日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のキーヌー・ガーブライル報道官は、ANHA(8月13日付)の取材に応じ、ロシア・シリア軍によるイドリブ県解放戦へのシリア民主軍の参加の可能性に伝える一部報道に関して、「我々はテロとトルコの占領からシリア全土を解放する準備はできているが、こうした報道は正しくない」と否定した。

ガーブライル報道官はまた「シリア民主軍は住民からの求めだけに基づいて行動する。今のところ、シリア政府と我々の間に、イドリブでの戦いにかんするいかなる合意も計画もない…。住民の求めや政権の要請が我々のところに届いたら、合意に基づいて戦闘への参加計画が作られ、双方の合同の利益が図られるだろう」と付言した。

ANHA, August 13, 2018

AFP, August 13, 2018、ANHA, August 13, 2018、AP, August 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 13, 2018、al-Hayat, August 14, 2018、Reuters, August 13, 2018、SANA, August 13, 2018、UPI, August 13, 2018などをもとに作成。

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