アレッポ県スーラーン町で地元評議会の総辞職を求めるデモが3週連続で行われ、住民数百人が参加(2019年4月19日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、トルコの実質占領下にあるアアザーズ市近郊のスーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)で、同地の自治を担う地元評議会に対する抗議デモが発生し、住民数百人が参加、プラカード、トルコ国旗、「シリア革命」旗を掲げて、評議会の総辞職を求めた。

同サイトによると、地元評議会に対する抗議デモは4月5日、12日にも発生しているという。

抗議が行われていることの理由に関して、デモを呼びかけた活動家の一人サミール・ムーサー弁護士は「スーラーン町の地元評議会の福祉サービス提供に限界があることが明らかなった。また、アリー・シャイフ氏が2年以上の議長を務める評議会には汚職がある」としたうえで、「要求が満たされなければ、評議会の総辞職を求めてスーラーン町でデモが宣言されるだろう」述べている。

これに対して、シャイフ議長は、地元評議会が福祉サービスを提供していないとの主張は真実ではない」と反論した。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.