シリア民主評議会のアフマド執行委員会議長「我々はシリア軍に合流する用意があるが、それはシリア軍の組織改編を経たうえでのことだ」(2019年11月1日)

シリア民主評議会のイルハーム・アフマド執行委員会議長はスプートニク・ニュース(11月1日付)に対して、「我々はシリア軍に合流する用意があるが、それはシリア軍の組織改編を経たうえでのことだ」と述べた。

アフマド執行委員会議長は「我々がシリア政府とこの地域(シリア北東部)の自治について合意すれば、そのときは、もちろん、我々は軍に合流する」と付言した。

国防省が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対してシリア軍への合流を呼びかけたことを拒否した理由については、「国防省は我々を犯罪者であるかのような声明を出したためだ」としたうえで、「我々は席を共にし、互いにど統合し合うかを合意すべきだ。「我々に合流せよ」と言って、あたかも我々が脱走していたかのように扱ってはならない」と付言した。

シリア民主評議会はシリア民主軍の政治母体。

AFP, November 1, 2019、ANHA, November 1, 2019、AP, November 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2019、Reuters, November 1, 2019、SANA, November 1, 2019、SOHR, November 1, 2019、Sputnik News, November 1, 2019、UPI, November 1, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.