シャーム解放機構のジャウラーニー指導者が精鋭のアサーイブ・ハムラー部隊の「死の忠誠」式に出席する映像が公開される(2020年2月1日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)に近いイバー・ネット(2月1日付)はのアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の最新映像(https://videos.ebaa.news/watch/xb7AW5vWSs6lQNY)を配信した。

映像は、シャーム解放機構の精鋭部隊のアサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)部隊で行われた「死の忠誠(バイアト・マウト)」式で撮影されたもの。

撮影の日時、詳細な場所は不明だが、映像のタイトルは「ザフラー協会突入直前のアサーイブ・ハムラーの特攻自爆戦闘員(インギマースィー)による死の忠誠」とされていることから、2月1日のアレッポ市ザフラー協会へのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の攻撃直前に撮影されたと思われる。

映像のなかで、ジャウラーニー指導者はと同じ赤い鉢巻きを着用し、沈黙したまま、壇上で戦闘員を見つめている。

AFP, February 1, 2020、ANHA, February 1, 2020、AP, February 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 1, 2020、Reuters, February 1, 2020、SANA, February 1, 2020、SOHR, February 1, 2020、UPI, February 1, 2020などをもとに作成。

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