トルコのアカル国防大臣「27日に開始された「春の盾」作戦は成功裏に続けられているが…ロシアと事を構える意思はない」(2020年3月1日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、トルコ軍兵士33人が死亡した2月27日のイドリブ県ザーウィヤ山に対するシリア軍の爆撃を受けて開始された「春の盾」作戦が成功裏に継続されていると発表した。

作戦開始は27日の緊急国家安全保障会議で決定されたもの。

アカル国防大臣は「作戦の目的はシリア政府の虐殺を食い止め、過激派と難民発生を抑えることにある」としたうえで、「しかし、ロシアと事を構える意思はない」と強調した。

また、「これまでにシリア軍兵士2,000人以上を無力化、無人航空機1機、ヘリコプター8機、戦車103輌、大砲・ミサイル発射台72基、防空システム3基を破壊した」と付言した。

アナトリア通信(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2020、Anadolu Ajansı, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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